〜熱帯魚水槽に発生する藍藻・ラン藻(藍藻類・ラン藻類)の退治対策方法を詳しく紹介〜
 

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藍藻(らんそう)、のり状藻

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藍藻、ラン藻 05
藍藻、ラン藻 02
藍藻、ラン藻 03
藍藻、ラン藻 04
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[概要]
 ドロリとした濃い緑色の膜状で、底床や水草を覆いつくします。こげ茶色、黒、赤紫色の物もあります。非常に臭く、水槽のある部屋中に匂いが充満します。 付着力は弱く、ホースで簡単に吸い出せますが、繁殖力が非常に強く、何度吸い出してもまたすぐに発生します。
 正確にはコケではなく、原核生物・シアノバクテリアと呼ばれる細菌の類(たぐい)で、ろ過バクテリアと密接な関係にあるそうです。
 水槽ガラス面と底砂の間、新芽、トニナやケヤリ草などの成長点(一番てっぺんの成長しているところ)でよく見られます。特に、水質がアルカリ性だと発生しやすくなります。

[原因]
 水質がアルカリ性で高硬度になっている。
 購入した水草や流木に付着していたり、魚を入れて来た水に混入していた。
 水の流れが淀んでいる場所がある。
 底砂が細かすぎるか、厚く敷きすぎで通水性が悪い。
 魚の入れすぎ、エサのあげすぎなどで、過剰な老廃物が発生している。
 冬から春、秋から冬といった季節の変わり目で水温変化が激しい。
 成長の遅い水草が多く植わっている。
 伸びすぎて水面にまで達した水草をトリミングせずにそのままにしておいた。
 マンション等の給水槽に藍藻が発生し、水道水に胞子が含まれていた。
 光量の多少や、肥料の添加にかかわらず発生する。(本によっては、「光量が多いと発生」「光のバランスが悪いと発生」「光量は関係ない」というバラバラの記載があるので、実のところ光量は発生にあまり関係ないものと思われる)

[対策]
(1)  ホースを使って水ごと藍藻を吸出し、そのまま水も半分ほど捨てましょう。もちろん水が少なくなった分、新しい水を足します。その後は藍藻の発生が目で確認できる都度、定期的にこの動作を繰り返します。網ですくうと、ちぎれて水槽内に散らばり、いたるところで発生するのでやめましょう。
藍藻、ラン藻

(2)  フィルター内が汚れていると、ろ過能力が低下しコケが発生しやすくなります。また、吸込んだコケが吐き出される可能性もあるので掃除しましょう。
 特に藍藻の場合は、ろ過バクテリアと密接な関係にあるので、掃除により水槽内のバクテリアのバランスが変わったことがきっかけで、消えることもあります。
 ウールマットなどの物理ろ材は、流水でじゃぶじゃぶ洗浄するか、新品と交換します。生物ろ材は、飼育水を使い軽くゆすぐ程度にとどめないと、ろ材に付いたろ過バクテリアがいなくなってしまいます。

(3)  ブラックモーリーが一番食べます。エビ、貝類、金魚が食べることもあるそうですが、生物はまったく食べないと言う情報もあります。藍藻でも微妙に種類が違ったのか、生物の個体差で藍藻の好き嫌いがあったのか、よくわかりませんね。

(4)  市販のバクテリアを多めに入れてみましょう。または、水やろ材を藍藻の発生していない水槽のものに換えてみましょう。これにより、水槽内のバクテリアのバランスが変わったことがきっかけで、消えることもあります。なお、生体への影響も考えて、バクテリアの量や換水量を調節しましょう。それと、藍藻の発生していた水槽の水、ろ材、器具等は発生していない水槽に使用しないでください。(消灯、エアレーションと併用すると効果的でしょう)

(5)

 エアレーションをたくさんして、バクテリアを活性化させましょう。フィルターの出水口あたりにエアストーンを置けば、水槽全体にエアーが回ります。(消灯、添加物と併用すると効果的でしょう)


(6)

 3日〜1週間ほどまったく光を与えないでみましょう。段ボールや何枚か重ねた新聞紙などで水槽全体を覆って外光を遮断します。これは有名な方法ですが、多量の光を必要とする種類の水草は、藍藻よりも先に枯れることもあります。(添加物、エアレーションと併用すると効果的でしょう)
藍藻、ラン藻

(7)

 底床の掃除をしましょう。見た目はきれいでも、底床内部の汚れ過ぎや腐敗により、コケが発生することも多いです。市販品の「プロホース」「そうじやさん」などを利用すると便利です。


(8)  比較的水の流れの淀んでいるところに発生するので、まんべんなく水槽内を水が流れるように出水パイプの位置を調節しましょう。

(9)  毎日規則的に適切な量のCO2を添加しましょう。これは、光合成の促進のためで、水草を活性化させ、養分の吸収を促します。これにより、コケに回る養分を減らし、元気な葉にはコケが付着しづらくなります。また、二次的効果として水質が弱酸性になります。
 CO2はライト点灯時のみ添加し、消灯時は添加をやめ、エアレーションをするようにします。過度のCO2添加は生体を窒息死させるので、ADAのドロップチェッカーなどを利用して適切な量の添加をします。ただし、底砂が未処理の大磯砂の場合は、CO2の添加により、アルカリ成分が溶け出し、悪循環になるので注意してください。

(10)  ろ過槽にピートを入れるなど、水質を弱酸性に保ちましょう。これは、ほとんどの水草が弱酸性を好むためで、水草が元気に育ち、養分の吸収を促します。これにより、コケに回る養分を減らし、元気な葉にはコケが付着しづらくなります。また、コケ自体が弱酸性を好まない(アルカリ性を好む)という考え方もあります。実際に水質がアルカリ性の方が、コケの発生がひどかったです。(詳しくは >個別解説>水質を弱酸性にする

(11)  (1)のとおり藍藻を吸出したあと、ADAのバクター100を発生箇所に直接振りまく、またはフィトンギット原液をスポイトや注射器で直接噴射します。その後ブラックモーリーを60cm水槽で1〜2匹入れます。これをなくなるまで繰り返します。

(12)  水槽ガラス面と底砂の間に発生したものは、木酢液やフィトンギットを原液のままか、少し薄めたりして、スポイトや注射器で底砂内に噴射します。
藍藻、ラン藻

(13)  水草にも少なからず影響があるので、あまりお薦めしませんが、市販の藻類抑止剤の添加に頼ってみるのも手です。テトラのアルギジットを規定量、もしくはアルジミンなら規定量の2倍を投与するのが効果的だそうです。
 また、魚病薬で細菌性のものに効果があるグリーンFゴールドを使う方法は有名です。10ccの水に2グラムを溶かし、その水溶液をスポイトや注射器で藍藻全体に噴射します。このとき、フィルターは止めておき、半日〜1日たったら藍藻が死滅するので、その後換水します。グリーンFゴールドの代りにオキシドールを使う方法もあるそうです。
 最近は藍藻退治専用のエクスタミンという薬品もあります。

(14)  木酢液を毎日添加したり、多めに添加する方法もあります。
 たとえば、水10リットルに対し木酢液を1ml(60cm水槽で約5ml)毎日添加します。効果が無ければ水草が枯れないように注意しながら、少しずつ添加量を増やしていきましょう。(消灯と併用すると効果的でしょう)
 もしくは、木酢液を60cm水槽でコップ1杯ほど水槽に入れて光を遮断し、1日ほどたったら全換水します。生体や水草への影響を最小限にするには、水槽の水を藍藻の混入の無いようにバケツなどにくみ取り、それらを一時避難させておきます。しかし、避難させておいた生体や水草に万一藍藻が付いていた場合、再度持ち込まれる危険が伴います。
 どちらも、生体、水草、ろ過バクテリアに悪影響を及ぼす可能性が高いので、リセット前の最後の手段と考えてください。

(15)  いずれの場合も上記で紹介した方法を併用し、1ヶ月以上の時間をかけてじっくり取り組みましょう。少しでも残っていたり、もういいだろうという甘い考え方だと、すぐに元どおりに繁殖してしまいます。

(16)  購入した水草に付着していたり、魚を入れた水に混入していることがあるので、コケの発生している水槽のものは購入しないなど、お店で充分注意しましょう。
 さらに、買ってきて水槽に入れる前に、水草の場合は水で良く洗い流し、付着物がないか確認しましょう。数百倍に薄めた木酢液水溶液に1日くらい浸けておく方法もあります。
 魚の場合は、水合わせをしなければならず、洗うわけにもいきませんので、その水の中にコケの混入がないか目で良く確認します。
 本格的な人はトリートメント水槽と言って、メイン水槽とは別にもうひとつ水槽を用意し、買ってきた水草、生体をとりあえずそこに入れ、1〜2週間ようすを見てからメイン水槽に入れています。

(16)  ここまでやってもダメならあとは完全リセットするしかありません。
 あきらめてリセットする時は、器具は漂白剤、流木・石・底砂は木酢液や熱湯で殺菌しましょう。ろ材も水洗い・熱湯殺菌をし、ろ過バクテリアともども洗い流した方が良いかもしれません。吸盤や水温計、ホースなど細かい部分も、殺菌もれが無いように注意しましょう。
  水草も本当はすべて捨てた方が良いですが、もったいないならフィトンギットか木酢液の水溶液に、しばらく浸けて殺菌します。この時シダ類は葉を全てカット、有茎草は茎を根本からカットしてしまった方がよいでしょう。

>コケを出さない心がけ には、一般的なことが書いてありますので、読んでみてください。

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